IT業界で活躍するエンジニアには数多くの職種が存在しますが、その中の一つとして組み込み系エンジニアが挙げられます。
仕事内容はさまざまな機器を動かすシステムに組み込まれるソフトウェア開発が主で、エンジニア全体から見れば裏方の仕事です。
一方、昨今の温度計やジャイロコンパスなどの小型機器の動作に至るまで、ソフトウェアが組み込まれています。
それを鑑みると、組み込み系エンジニアの仕事は、私生活の中に存在するほとんどのモノに及んでいると言っても過言ではありません。
世の中の大半が電子機器で運営されている以上、組み込み系エンジニアは社会的に大変重要となってきます。
しかし、一つ一つの電子機器に組み込まれるソフトウェアは一人で開発しているわけではなく、基本的には協働です。
例で挙げられるものとして、組み込み系との関係性が強いIoTエンジニアがあります。
IoTエンジニアは簡単に説明すると、モノとインターネットをつなげるシステムを開発する役割を担う仕事です。
このIoTの技術は組み込み系で活用されることが多いため、現場によってはIoTと組み込み系を兼務することもあります。
とはいえ、IoTエンジニアとして活躍できる現場もあることから、組み込み系と同様に各方面への需要が高まりつつあるのが実態です。
また、新しい知識や技術に触れられる機会も少なくありません。
こうしたさまざまな部分に将来性や魅力を感じ、IoTエンジニアを目指す人も出てきています。