多くの企業ではシステムのネットワーク化を進めており、ネットワーク環境の整備が急務となっています。
そこで活躍するエンジニアとして挙げられるのが、インフラエンジニアです。
企業内システムやユーザー向けサービスなど新規の基盤設計と構築、そして安定して稼働する情報ネットワークの運用を主な仕事とします。
インフラエンジニアに求められるスキルとして、まず必要なのが設計書を作れる能力です。
メンテナンスのことを考えると、ネットワーク設計はできる限りシンプルなものにすることが求められるでしょう。
その理由は、あまりに複雑なものだとトラブルが発生した際、早急に対応することが困難になるからです。
また、負荷をかけても簡単にダウンしないこと、逆に不必要なほどに余力を持つシステムにしないことも必要となります。
そのためには、ソフトウェアの知識を持つことが重要です。
ソフトウェアが動作しやすいプラットフォームを作るには、ある程度プログラミングのスキルを持っていることが欠かせません。
さらにクラウド化が進むことによって、物理サーバーのほかに仮想サーバーの知識、シェルプログラミングのスキルも求められます。
クラウドを利用するなら、オープンソースのサーバー管理のためにC言語のプログラミングができることも必須でしょう。
クライアントが安心して任せられるインフラエンジニアには、システム開発が行えるようなソフトウェアに関するスキルも必要なのです。